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オーギュスト・ロダン|フランスが産んだ「近代彫刻の父」

アルヴァ・アールト 人物紹介
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オーギュスト・ロダンのプロフィール

ロダン

出典:Wikipedia

名前 オーギュスト・ロダン(François-Auguste-René Rodin)
国籍 フランス
生誕 1840年11月12日
死没 1917年11月17日(77歳没)

オーギュスト・ロダンってどんな人?

フランスのパリで、次男として生まれたロダンは幼いころから芸術の才能の片鱗をみせており彫刻の技術を学校や他人からの教えではなく、独学で身につけました。
14歳のときに工芸学校に入学して、絵画やデッサンを学んだロダンは在学中に出会ったルコック・ボードランに早くから評価されたことで芸術家としての人生に活路を見出しました。

工芸学校を卒業した後は、エコール・ボザールに入学を目標にして励みますが、学校の方針にそった作品の制作ができないことから入学は叶わず、また、同時期にロダンの姉が恋人との別れから体調を崩し亡くなったことで、失意に襲われました。立て続けの不幸をきっかけに、一時期、ロダンは修道士となりますが、修道院での指導者によって不向きと判断されたことで再び、美術に取り組みます。

修道院を離れた後は、動物彫刻家のアントワーヌ=ルイ・バリーに弟子入りしました。24歳のときにマリー・ローズ・プーレエと結婚をしたのちに装飾職人としても働きましたが戦争の影響で、収入が減り生活が苦しくなったため、新たな職を求めて家族とともにベルギーへと移住し、建設作業に携わって6年間を過ごしました。

ベルギーに住んでいた期間に妻とのイタリア旅行で鑑賞した、ドナテッロとミケランジェロの彫刻に衝撃を受けたロダンは彫刻家としてのリスタートをきり活動を開始しました。
ベルギーで過ごすなかで、ロダンは「黄銅時代」を制作し、自信をもって出品しましたが、あまりの精巧さゆえに「人体から型をとったのではないか?」との疑惑が生まれたことで汚名を着せられる結果となりました。

しかし、その後は「接吻」「カレーの市民」などを制作したことで名実ともにロダンの名前は広がり「近代彫刻の父」として地位を確立しました。

オーギュスト・ロダンの作風と代表作品

オーギュスト・ロダンの作風

ロダンの彫刻は「リアル」「躍動感」で表現するのがふさわしい芸術家です。当時、彫刻は建築物を装飾することを目的としていましたが、ロダンの彫刻は人間から型をとったものを作品にしたのではないかと疑われるほど精巧なもので、非常に斬新でした。

また、ロダンは手法として、ある作品の一部を切り取って別の作品に使用したり、元よりあった作品に新たに装飾を加える「アッサンブラージュ」を好んで取り入れていました。

オーギュスト・ロダンの代表作品

地獄の門

地獄の門

出典:国立西洋美術館

パリに新しく設立する美術館の門扉として制作依頼を受けたロダンはダンテの「神曲」地獄編にある「地獄の門」をテーマにして制作を開始しました。途中で美術館建設が取り止めになったことで、制作中止の命令がでましたが、ロダンは続行しました。

「地獄の門」からは、一部を切り取って作品として有名になったものを数多く存在し、「考える人」や「立てるフォーネス」などがあります。鋳造されたものは、世界で7つあり日本では、国立西洋美術館と静岡県立美術館で鑑賞できます。

青銅時代

青銅時代

出典:国立西洋美術館

オーギュスト・ネイという若いベルギーの兵士をモデルとした青銅時代は、「芸術友の会」に出展しましたが、あまりのリアルさに「実際の人間から型をとったのではないか」と疑惑をかけられました。ロダンはこの評価に怒り、3年後のサロンでは最初よりも大きな作品を出展し、入選を果たしたことでフランス中に一躍、名前が知れ渡れました。

青銅時代は、もともとは名前はついておらず、「敗北者」「目覚めた者」そして「青銅時代」と名前の変更を繰り返した歴史をもちます。著書「ロダンの言葉」では目覚めきらぬこの若者の脚は、いまだ力なく、そして殆どゆらめくばかりである。だが視線が昇って行くにつれて、その姿態がしっかりとしているのが見られる。まさに行動を起こそうとする者の、半睡状態より生気への推移なのだ」と記されており、人間としての変化を表した作品として紹介されています。

オーギュスト・ロダンの関連書籍

【本の目次をみる】
第1章 「きみは芸術のために生まれた(フールケ)」
第2章 「私は50歳まで、貧乏がもたらすありとあらゆる苦労を味わった(ロダン)」
第3章 「彼はかぎりなく、すべてだった(ミルボー)」
第4章 「単純化こそが、真に偉大なのだ(ロダン)」
第5章 「そして、名声が訪れる…(リルケ)」

ロダン美術館写真部門の文書館員によって著された「ロダン:神の手を持つ男」は図版によってロダンの生涯と実績を厚く解説している1冊です。愛人関係をもっていた複数の女性との書簡も取り上げられており、ロダンを知るうえで絶好の入門書です。

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