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ジョルジュ・ルオー|別名「道化師の画家」の敬虔なキリスト教徒

ジョルジュ・ルオー 人物紹介
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ジョルジュ・ルオーのプロフィール

ジョルジュ・ルオー

出典:国立西洋美術館

名前 ジョルジュ・ルオー(Georges Rouault)
国籍 フランス
生誕 1871年5月27日
死没 1958年2月13日(86歳)

ジョルジュ・ルオーってどんな人?

町外れに生まれたルオーは、14歳と早い時期からステンドグラス職人のイルシュのもとに弟子入りしながら、装飾美術学校に通っていました。ルオーの人生を決定づけたのは、画家を目指して入学したエコール・デ・ボザールで象徴派の権威であるギュスターヴ・モローとの出会ったことです。教師としてのモローは自分の考えや作風を押し付けない教育でルオーの才能をどんどん伸ばしました。ギュスターヴ・モローのもとで指導を受けたルオーはギュスターヴ・モローへの尊敬と感謝からモロー美術館の初代艦長を務めました。

作品を描き始めたころは茶色基調の黒い色調がほとんどでしたが、画商ヴォラールと契約を結んだ30代を迎えたころからは太い線で色彩の豊かな作品が多くなり、若いころに経験したステンドグラスの影響が見られます。

題材としては神から、娼婦、サーカス芸人など市民の生活に身近なものをテーマに描くこともありました。宗教的なテーマが多くなるが、もとより好んで描いていた道化師、娼婦なども描き続けました。

また、ルオーは自分の作品に強いこだわりを持っていたことでも知られています。「未完成の作品は世に出さずに焼却する」という強いこだわりを持っていました。それを表すエピソードとしては、契約を結んでいた画商ヴォラールに対して当初は未完成の作品も含めて、ヴォラール側に所有権があるとなっていたが裁判にまで持ちこんでルオー側に所有権があると認めさせ、未完成の作品は全て焼却されました。

ジョルジュ・ルオーの作風と代表作品

ジョルジュ・ルオーの作風

本格的に絵を描きはじめたときは、バロック期を代表する画家「レンブラント」にみられる光と影の明暗が特徴的な技法を用いており作品としては、暗い色調がほとんどでした。

しかし、30代になったころからルオーの作品の特徴である骨太の輪郭線を取りいれた作品が増え、キリスト、道化師、娼婦など民衆の生活に根ざした人を中心に描きつづけました。画商ヴォラーレと契約を結んだ1918年からは鮮やかな色使いで重々しい世界を表現しました。

ジョルジュ・ルオーの代表作品

郊外のキリスト

郊外のキリスト

出典:MUSEY

ルオーが育ったパリの郊外を舞台にして描かれた「郊外のキリスト」は、題名の通り郊外にてキリストと2人の子供が並んでいます。月夜に照らされながら、暗い通りに子供といる様子からはキリストの尊さを感じることができます。

エバイ(びっくりした男)

エバイ(びっくりした男)出典:国立西洋美術館

ルオー晩年の作品の1つ「エバイ」は道化師をテーマとしたもので、ルオー初期の作品に見られる地味で暗い印象はなく複数の色で描かれており、絵の具によって作り出された作品の印象には目を見張るものがあります。

ジョルジュ・ルオーの関連書籍

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【本の目次をみる】
第1幕 悲哀―旅まわりのサーカス 1902‐1910年代
第2幕 喝采―舞台を一巡り 1920‐1930年代
第3幕 記憶―光の道化師 1940‐1950年代

「道化師の画家」との異名を持つルオーは、サーカスのピエロを可笑しさや面白さといった面ではなく人間本来が醸し出す哀愁を表現しました。
この著作では、ルオーが収集したサーカスの写真や記事などを交えながら初期から晩年までの作品・作風の移り変わりを楽しむことができます。

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