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葛飾北斎|日本で一番有名な富士山を描いた狂人

葛飾北斎 人物紹介
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葛飾北斎のプロフィール

葛飾北斎

出典:亀沢・北斎ネット

名前 葛飾北斎(かつしかほくさい)
国籍 日本
生誕 1760年10月31日
死没 1849年5月10日

葛飾北斎ってどんな人?

墨田区で生まれた葛飾北斎は、幼い頃から絵を描くことに興味をもち、19歳の時に浮世絵師の勝川春章のもとに弟子入りし、春朗という名前で活動をはじめました。
約15年間を勝川派として過ごしましたが、北斎は勝川派だけでなく、西洋画法や狩野派や錦絵や黄表紙、洒落本などの挿絵など他の流派についても自ら学ぶことで、1つの画法にこだわらずに表現の幅を広げ、役者絵や美人画で腕を磨きました。

勝川派を離れてからは、尾形光琳や俵屋宗達で有名な琳派で宗理と名乗って、狂歌絵本や摺物を制作する中で独自の宗理様式を確立しました。様々な表現・様式を貪欲に吸収していった北斎はやがて、自らの師匠を宇宙に存在する全て、つまり万物として「北斎」と名前を変えて独立します。
独立したころに力をいれた読み本挿絵では、絵本学者である曲亭馬琴との共作「新編水滸(すいこ)画伝」や戯作者の柳亭種彦との共作「近世怪談霜夜星」などが有名です。

北斎は、自らの技術を弟子や一般の人など広く知られることに抵抗がなく、約3000点ほどの作品が掲載された絵のお手本となる「北斎漫画」を制作しました。「北斎漫画」は、西洋に輸出された日本陶器の包装紙に使われ、そのデッサンの秀逸さに感心したフランス人の口伝えで北斎の名は世界にも広まっていきました。

北斎を語る上で外せない「富嶽三十六景」は、名前の通り富士山が見える景観を描いたシリーズ作品は、もともとは36枚で完成の予定でしたが、人気の高さからのちに10枚が追加され、実質は46枚あり、その10枚は「裏富士」と呼ばれています。富嶽三十六景は北斎の作品は国内のみならず、海外にも大きな影響をあたえており、ひまわりで有名なゴッホは「神奈川沖浪裏」から着想し、名作「星月夜」を描きました。また音楽家のクロード・ドビュッシーは「神奈川沖浪裏」から、交響詩「海」を作曲しました。

葛飾北斎の娘である葛飾応為(お栄)は葛飾北斎の晩年をともに過ごしました。北斎同様に絵を描くことに長け、特に美人画においては父である葛飾北斎をも上回る実力をもっていたと言われています。
生涯で93回の引っ越し、30回の改号を繰り返した葛飾北斎は、死の間際まで、制作意欲が衰えなかった葛飾北斎は当時としては珍しく長生きし、「本当の絵を描くために100歳までは生きたい」という願いがありましたが、叶わず90歳でこの世を去りました。

\葛飾北斎の作品を鑑賞できる美術館はこちら/

【すみだ北斎美術館】アクセス・みどころ・割引・ミュージアムショップ
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葛飾北斎の作風と代表作品

葛飾北斎の作風

19歳の時に浮世絵師の勝川春章に弟子入りした北斎は、ほとんど同い時期に狩野派や西洋の画法も学び、早くから様々な表現の方法や考えを柔軟に取り入れていました。勝川の元を離れた次は、宗理派で装飾画様式を学びました。宗理派を離れてからは、宇宙に存在するありとあらゆるもの、つまり万物を北斎自身の師匠として活動を続けました。

葛飾北斎の代表作品

神奈川沖浪裏

神奈川沖浪裏

出典:Wikipedia

「富嶽三十六景」に含まれる「神奈川沖浪裏」は、葛飾北斎を代表する作品の1つです。現在の横浜本牧沖から富士山を見た図であると言われており、高さと激しさが特長的な波、「押送り」と呼ばれる鮮魚や野菜を運搬する役割を担っていた船に、必死にしがみつく船員たち、そして画面の奥にそびえる富士山で構成されています。

「神奈川沖浪裏」は、海外でも高く評価されており、「ひまわり」で有名なオランダの画家・ゴッホは葛飾北斎に感銘をうけ、ゴッホの作品である「星月夜」では、「神奈川沖浪裏」の影響を受けていることがわかります。

 

凱風快晴

凱風快晴

出典:Wikipedia

「神奈川沖浪裏」「山下白雨」と並んで、三大役物と呼ばれる「凱風快晴」は、秋によく見られるいわし雲が流れる青い空の下に、赤い富士山が立つという単純な構成ですが、単純ゆえに赤富士の持つ存在感をより引き立たせています。

葛飾北斎の関連書籍

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【本の目次をみる】
自然
構図
場所

営み
冨岳三十六景の成り立ち
北斎の生涯と画業

誰もが一度は聞いたことがある「富嶽三十六景」を「自然」「構図」「場所」「旅」「営み」の5つの視点から図録で解説しています。

解説を通じて、それぞれの作品の狙いや登場する人物や風景についての説明だけでなく、北斎の生涯と絵を描くことへの考えや姿勢についても学ぶことができます。

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