スポンサーリンク

ポール・ゴーギャン|模倣力と吸収力に優れた才能人の生涯

ポール・ゴーギャン 人物紹介
スポンサーリンク

ポール・ゴーギャンのプロフィール

ポール・ゴーギャン

出典:Wikipedia

名前 ポール・ゴーギャン(Paul Gauguin )
国籍 フランス
生誕 1848年6月7日
死没 1903年5月8日(54歳没)

ポール・ゴーギャンってどんな人?

ゴーギャンは、故郷フランスでも遠く離れた日本でも有名な画家の一人ですが、早くから絵を描き始めたわけではありませんでした。絵を描き始めたのはゴーギャンが25歳の頃で株式仲買人の仕事を就いたのがきっかけです。当時、ゴーギャンが住んでいた地域周辺に印象派の画家たちが集まるカフェが多かったことからゴーギャン自身が他のアーティストから作品を購入することもありました。

しばらくは、趣味の1つとして絵を描いていましたが、パリの株式市場の大暴落で収入が激減したのを機に絵描きとして本格的に活動をはじめました。

パリからフランスのブルターニュ地方ポン=タヴァンに引っ越したゴーギャンは作品としての質を上げるために、ゴーギャンはピサロ、ドガ、コールデコットなどの作風を模倣することで表現技法に磨きをかけ、「水浴するブルターニュの少年」や「ブルターニュの羊飼い」を描きました。

ゴーギャンは、「ひまわり」「星月夜」で有名なゴッホと、同居していた時期がありました。きっかけは、ゴッホの兄がゴーギャンの絵を評価して大量に買い付けをしたことが始まりです。しかし、同居生活は関係の悪化から期間は非常に短く、同居を解消した後にゴーギャンとゴッホが会うことはありませんでした。

次にタヒチを訪れたゴーギャンは、アトリエを構えて制作に集中します。この時期の作品として評価の高い「イア・オラナ・マリア」はタヒチにある村「マタイエア」に住む人々を描いています。タヒチ独自の慣習や、神の考え方に惹かれたゴーギャンは絵での表現だけでなく木彫りの彫刻でも作品をつくりました。

ゴーギャンは、タヒチ滞在のための資金の枯渇と体調不良が原因でフランスに戻ります。フランスでも作品の制作を続けますが、画商との取引の停止や契約まで至らなかったことから、画家として苦しい時期を過ごしました。

再び、タヒチに戻ったゴーギャンは彫刻の制作に集中し「十字架のキリスト」や「ネヴァモア」を作りました。2度目のタヒチ滞在期間中では、最愛の娘の死、土地の売却、体調不良などに見舞われ人生最悪の瞬間の経験からゴーギャンの傑作「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」を完成させました。

晩年を、マルキーズ諸島で過ごしたゴーギャンは、さらに体調を悪くしており、薬に頼る生活を送りながら亡くなりました。

ポール・ゴーギャンの作風と代表作品

ポール・ゴーギャンの作風

ゴーギャンの作風は、有名画家の模倣をすることで創られてきました。初期は印象派のピサロやドガの影響を受けており、イラストレーターのコールデコットの作品を模倣することによって印象派からの脱却をしました。

ゴーギャンは、多様な文化を観て自分の作品に取り入れていたことから吸収力の高さがうかがえます。タヒチやマルキーズ諸島での文化や慣習はもちろんですが、日本の浮世絵からは実物をそのままに描く写実的ではなく本来の形を崩して表現するデフォルメと浮世絵独特の構図影響を受けていることでも有名です。

ポール・ゴーギャンの代表作品

我々はどこから来たのか、我々は何者なのか、我々はどこへ行くのか

我々はどこから来たのか、我々は何者なのか、我々はどこへ行くのか出典:Wikipedia

「我々はどこから来たのか、我々は何者なのか、我々はどこへ行くのか」はゴーギャン自身が傑作と認める作品です。
横幅は4m近くあり、右から左へと3つの場面構成から成立しています。

  • 右:人生の始まり
  • 真ん中:成年期
  • 左:人間の死

をそれぞれ、あらわしています。

タヒチの女

タヒチの女

出典:ネット美術館「アートまとめん」

タヒチ島の2人の住民が浜辺にいる姿を描いたこの作品はゴーギャンがタヒチに滞在していたころの初期の作品です。南国を思わせる女性の肌の色や衣装や表情からは、日常の一瞬を感じ取ることができます。

ポール・ゴーギャンの関連商品

【本の目次をみる】
序章 生い立ち 第1章 画家としての出発
第2章 独自の絵画の確立―ブルターニュ
第3章 野生を求めて―第1期タヒチ時代
第4章 失われた楽園―第2期タヒチ時代
終章 見果てぬ夢―ヒヴァ=オア島

ゴーギャンの作品を初期から晩年まで幅広く、鑑賞できます。作風の特徴や表現の変化についてもわかりやすい説明がされているため初めてのかたでも、無理なく読み進められます。

また、ゴーギャン自身が認める傑作「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」は折り込み掲載されていますので実際に絵画に近い感覚で鑑賞できます。

タイトルとURLをコピーしました